商用利用OK!デザイナーが選ぶおすすめ日本語フォント10選【無料&有料】

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デザイン
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デザイン制作に欠かせない日本語フォント。

特に商用利用が可能なフォントは、安心してクライアントワークや広告・出版など幅広い場面で活用できます。

この記事では、デザイナーが実際に使用しておすすめできる日本語フォントを「無料」と「有料」に分けて10種類ご紹介します。

各フォント名には公式配布ページへのリンクをつけていますので、ぜひチェックしてみてくださいね。

商用利用できる日本語フォントを選ぶポイント

商用利用OKかどうか必ず確認しよう

フォントは利用規約によって「商用利用可」「個人利用のみ」などが異なります。

必ず公式サイトでライセンスを確認しましょう。

例えば、源ノ明朝(SIL Open Font License 1.1)なら商用利用が可能です。

無料フォントと有料フォントの違い

無料フォントは導入しやすく、個人制作や小規模プロジェクトに最適。

一方、有料フォントは字形の美しさや文字数の豊富さ、プロ品質の組版対応などで優れています。

Windows標準の游明朝はシステムライセンスで商用利用可能ですが、フォントの改変には制限があることもあるため、必ずライセンスを確認しましょう。

デザインシーン別に選びたい理由

広告、Web、書籍など用途に応じて最適なフォントは異なります。

読みやすさや印象を考慮しながら選ぶことが大切です。

【無料】おすすめ日本語フォント5選

1. 源ノ明朝(Source Han Serif / Noto Serif CJK)

源ノ明朝(げんのみんちょう)は、AdobeとGoogleが共同開発したオープンソースの日本語フォントです。

Adobe側の名称は Source Han Serif、Google側では Noto Serif CJK JP として提供されています。

日本語の「明朝体」に分類され、縦線と横線の太さにコントラストがあり、読みやすく美しい字形が特徴です。

  • オープンソース(無料・商用利用可)

    SIL Open Font License 1.1 で配布されており、商用利用・改変・再配布も可能です。

  • 多言語対応

    日本語、中国語(簡体字・繁体字)、韓国語をカバー。東アジア全体で統一感のある明朝体デザインを提供。

  • 豊富なウェイト

    ExtraLight から Heavy まで、7種類の太さがあり、見出しから本文まで幅広く使えます。

  • 高い可読性

    書籍や長文の文章にも適しており、印刷物や電子書籍などに向いています。

2. 源ノ角ゴシック(Noto Sans JP / Source Han Sans)

源ノ角ゴシックは、AdobeとGoogleが共同開発したオープンソースの日本語ゴシック体フォントです。

正式名称は Source Han Sans(Adobe名)、Googleの配布名では Noto Sans CJK JP として公開されています。

「角ゴシック体」と呼ばれる書体で、現代的でシンプルなデザインが特徴です。

  • オープンソース(無料・商用利用可)

    SIL Open Font License (OFL) で公開されているため、商用利用や改変、再配布も可能です。

  • 多言語対応

    日本語だけでなく、中国語(簡体字・繁体字)、韓国語もサポート。東アジア全体で統一感のあるデザインを実現できます。

  • 豊富なウェイト

    ExtraLight から Heavy まで、7種類の太さが用意されており、デザイン用途に合わせやすい。

  • 高い可読性

    印刷・Webどちらでも読みやすく、プレゼン資料やUI、広告など幅広いシーンで利用可能。

3. はんなり明朝

はんなり明朝は、京都の雰囲気をイメージして開発された日本語明朝体フォントです。

「はんなり」という言葉は京都弁で「上品で華やか」という意味があり、その名の通りやわらかく優雅な印象を持つデザインが特徴です。

Google Fonts でも公開されており、Webサイトやアプリで手軽に利用できます。

  • 無料・商用利用可能

    SIL Open Font License 1.1 に基づき配布されており、商用利用や改変もOKです。

  • 柔らかな明朝体デザイン

    通常の明朝体よりもやや丸みを帯びており、女性的・和風・上品な雰囲気を演出できます。

  • 和の雰囲気に最適

    日本文化や和テイストを表現したいデザインに特に適しています。

  • Webフォント対応

    Google Fonts から読み込めるため、Webデザインにも簡単に組み込み可能。

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4. M+ FONT

M+ FONTS(エムプラスフォント)は、日本の開発者・村上正成氏を中心に制作されたオープンソースの日本語フォントファミリーです。

シンプルかつモダンなデザインで、ゴシック体をベースにした多用途フォントとして知られています。

オープンソースフォントの先駆け的存在であり、Google Fonts でも配布されているため、Webでも手軽に利用できます。

  • 無料・商用利用可能

    SIL Open Font License (OFL) で配布されており、商用利用・改変・再配布もOK。

  • 豊富なスタイル

    ウエイト(太さ)やバリエーションが幅広く、M+ 1p、M+ 1m、M+ Roundedなど多彩な書体展開。

  • 現代的でクセのないデザイン

    プレゼン資料、Webデザイン、アプリUIなどに適したシンプルな文字デザイン。

  • 拡張性の高さ

    多くの派生フォントが生まれており(Rounded、モディファイ版など)、デザイナーからも支持が厚い。

5. M PLUS Rounded 1c

M PLUS Rounded 1c(エムプラス ラウンデッド ワンシー)は、オープンソースフォント「M+ FONTS」をベースにした 丸ゴシック体 フォントです。

「Rounded」という名前の通り、直線的だった角を丸く加工しており、柔らかく親しみやすい雰囲気が特徴です。

Google Fonts で提供されており、Webデザインやアプリで簡単に使えます。

  • 無料・商用利用可能

    SIL Open Font License (OFL) で配布されており、商用利用や改変も可能。

  • 親しみやすい丸ゴシック

    ベースはM+ FONTSなので読みやすさはそのままに、やわらかな印象を加えています。

  • 豊富なウェイト

    Thin から Black まで、最大9段階のウエイトを提供。デザインの幅が広がります。

  • モダンかつカジュアル

    丸ゴシックながらもシンプルで現代的、子供向けからビジネスまで幅広く使えるデザイン。

【有料】おすすめ日本語フォント5選

6. 游明朝体(Yu Mincho)

游明朝体(Yu Mincho)は、株式会社字游工房が開発した日本語明朝体フォントです。

Windows や macOS にも標準搭載されており、多くのユーザーに馴染みのあるプロ仕様の明朝体です。

伝統的な明朝体の美しさを継承しながらも、現代の組版やデジタル環境に適したデザインに仕上げられています。

  • 有料フォント由来の高品質

    字游工房が開発した「游書体ライブラリー」製品の一部をベースにしており、標準搭載ながらプロ品質。

  • 読みやすく美しい字形

    縦画と横画のコントラストがはっきりしており、長文でも快適に読めます。

  • 標準搭載フォント

    Windows 8以降やmacOSに同梱されているため、追加インストールなしで使える環境が多い。

  • 豊富なウエイト

    Light、Regular、Medium、Demibold など、用途に応じて使い分け可能。

7. ヒラギノ角ゴシック

Apple製品で広く使われているプロツール向けゴシック体。

高い視認性と美しいデザインが特徴です。

商用ライセンスは別途購入が必要です。

8. モリサワ リュウミン

高級感ある明朝体で、出版・広告業界で定番。

豊富なウエイト展開と組版性能が優れています。

商用ライセンスの取得により使用可能です。

9. 筑紫A丸ゴシック

柔らかい印象の丸ゴシック体。

女性誌や広告に人気で、読みやすさとデザイン性を兼ね備えています。

有料ライセンスが必要です。

10. たづがね角ゴシック

WebやUIデザインに最適化されたモダンなゴシック体。

デジタル向け品質で、有料ライセンス利用になります。

まとめ

商用利用OKな日本語フォントはデザイナーにとって心強い味方です。

まずは無料フォントから試し、必要に応じて有料フォントを導入することで、作品のクオリティを一段と高められます。

用途や表現したいイメージに合わせて、ぜひ最適なフォントを選んでみてください。

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